まめの木を始めるより前、15年ほど前のことです。
西村源が個人で『農援(のうえん)プロジェクト』という活動をしていました。
内容はとてもシンプル。
農家さんの畑に行って、草を抜いたり、稲を刈ったり、黒豆の世話をしたり。
その時期に人手が足りない農家さんのもとへ、日本中、そして世界中から集まった旅人や学生たちが手伝いに行くという取り組みでした。

バックパッカー、ワーキングホリデー経験者、大学を休学中の若者、ヨーロッパや南米からの旅人など、
いろんな国の人たちが丹波篠山の畑で汗を流しました。
文化も言葉も違うけれど、同じ畑の中で笑い合い、
昼休みに地元のおにぎりを分け合うような、そんなあたたかい時間がありました。
たった2年のあいだに200人以上が参加し、40軒以上の農家さんを支援。
「1週間はかかると思っていた作業が、午前中で終わった!」
そんな笑顔と感謝の言葉が、今でも忘れられません。

あれから15年。
農村を取り巻く環境は、当時よりもさらに変化しています。
高齢化が進み、担い手は減り、
特に有機農業のように丁寧な手作業が多い現場では、
「あと少し手があれば…」という声をよく耳にします。
まめの木はこれまで、子どもたちや地域の人、
そして世界中から訪れるボランティアや旅人が関わる“つながりの場”として活動してきました。
その中で見えてきたのは、
教育や体験を超えて、地域の暮らしそのものを支えていくことも
まめの木の一つの役割としていきたいということでした。
そこで、まめの木から『農援』を再びスタートすることにしました。

かつてのように毎日のように活動するのは難しいので、
まずは “農援の日” として、気軽に参加できるかたちで始めていきます。
初回は 11月の第2週ごろ。
まめの木の近くにある農家さんのもとで、
黒豆の葉っぱ取り をお手伝いします。
葉っぱ取りといっても、難しい作業ではありません。
黒豆の茎についている葉を手で一枚ずつ落としていく、
静かで、どこか心が落ち着く時間です。
黙々と手を動かすのが好きな人にはぴったり。
もちろん、途中で休んでも大丈夫です。
⏰ 当日の予定(目安)
10:00 畑に集合して作業スタート
12:00 お弁当を持参して、みんなで昼ごはん
13:00〜15:00 午後の作業
15:00 解散
子どもたちも希望すれば一緒に作業に参加できます。
黒豆を手に取ってみたり、農家さんの話を聞いたり、
そんな時間もきっと大切な“体験の学び”になると思います。
『農援』は、まめの木がこれからも地域の一員として
人と人、暮らしと自然のつながりを大切にしていく活動です。
がんばるイベントではありません。
「できるときに、できる人が、できることを」。
そんな気持ちで関われる、ゆるやかな取り組みです。
畑で体を動かして、農家さんと話して、
お弁当を食べて、笑って帰る。
それだけで、地域はちょっと元気になります。
そして、また世界のどこかから誰かがここを訪れて、
同じ畑で一緒に手を動かす。
そんなつながりが、少しずつ戻ってきたらうれしいです。

👉 日程の詳細は、農家さんや参加希望者と調整のうえ、近日中にお知らせします。
興味のある方は、まめの木までお気軽にご連絡ください。
風の通る畑で、
一緒に“気持ちのいいお手伝いの日”を過ごしましょう🌾
投稿者 :Gen Nishimura